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微生物検査×異物除去で安心対応!コロニーカウンターを導入しました

2025.6.9

食品の異物除去品質管理において、目視だけでは確認できないリスク──それが微生物の混入です。見えない異物である菌類や微生物の管理は、食品安全の要であり、製品への信頼にも大きく関わります。

佑善ではこのたび、食品の安全性と選別精度のさらなる向上を目指して、キーエンス社製のコロニーカウンター「BC-1000シリーズ」を導入しました。
この設備導入により、微生物検査のスピードと正確性が飛躍的にアップし、お客様にとってもより安心してご依頼いただける体制が整いました。

コロニーカウンターとは?

コロニーカウンターは、培地上に現れた細菌のコロニー(集落)を自動でカウントする検査機器です。
これまで人の目と手で行っていた微生物の数の測定を、AI搭載の画像処理技術によって誰でも簡単・正確に行うことができます。

佑善で導入した「BC-1000シリーズ」は、

  • 背景や色の違いを自動で調整

  • 極小コロニーの重なりも認識

  • わずか数秒で計測完了

という優れた特徴を持ち、これまで以上に正確な判定をスムーズにご報告します

コロニーカウンター導入でお客様にお届けできる安心とは?

1. 異物の正体をすぐに把握できる「スピード対応」

異物混入が疑われる原料に対して、迅速に検査・判定ができる体制が整いました。
特に、混入物が「有害なのか?」「夾雑物なのか?」「汚れなのか?」といったことを、早い段階で特定できることがトラブル対応の鍵となります。
コロニーカウンターを用いて撮影した拡大画像で速やかにその違いを判別し、またその画像をそのまま共有可能です。
「目に見える証拠」と「即座の対応」が組み合わさることで、お客様の現場判断やリスク対策をスムーズかつ的確に行っていただけます。
もちろん、微生物に関する汚染の有無も自動カウントにより常に一定の基準で検査できるため、佑善の検査結果はさらに信頼性を増しました。

2. 選別環境のリスク管理強化

これまで外部に出していたふき取り検査コロニーカウンターを導入し、作業を正確かつ簡単に進めることが可能になったことで、選別を行う工場内の環境において自社で定期的なふき取り検査を実施し自社管理が可能となりました。
これによりさらにお客様に納品する製品の安全性もより確実なものになります。

3. データ管理・監査対応がスムーズに

コロニーカウンターは、検査結果をCSVやPDF形式で出力可能。
検査記録を食品安全基準(HACCPやJFS-B)に準拠して保存・共有できるため、社内の品質管理体制の整備や、取引先監査対応にも大きく貢献します。

異物除去・食品加工・袋詰めだけじゃない。品質管理も一貫対応へ

佑善ではこれまでも、乾燥食材に対して

  • 風力・色彩選別機による異物除去

  • 粉砕や味付けなどの加工対応

  • 最終製品への袋詰め

までを一貫して請け負ってきました。今回の微生物検査の自動化対応により、目に見える異物だけでなく、目に見えない微生物によるリスクへの対応力も強化されています。

食品メーカー様や原料商社様にとって、佑善は単なる選別工場ではなく、「異物除去と食品安全の両面で頼れる品質パートナー」として、さらなる価値を提供してまいります。

まとめ

異物除去の対応において、“異物の種類”を早く、正確に把握することは最重要課題です。
その第一歩となる微生物検査の効率化は、トラブルの早期発見・迅速な対処に直結します。

コロニーカウンターの導入は、佑善がこれまで以上にお客様のリスクを「未然に防ぐ」ための武器となるはずです。

「見た目の異物は取れているけど、衛生面が不安」
「検査まで一貫して任せられる協力会社を探している」

そんな企業様は、ぜひ一度、佑善にご相談ください。

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