佑善は、単に食品の異物選別を行うだけでなく、お客様が求める最終形を共有し、どうすればお客様にご満足いただけるか、また作業負担の軽減や効率化をどのように実現できるかを常に考えています。30年にわたる会社の歴史の中で、お客様のニーズに合わせたご提案を行うことで、選別だけでなく加工や袋詰めといったサービスも少しずつ対応できるようになり、サービスの幅が広がってきました。

今回は、佑善の「マゼラー」という撹拌（かくはん）機を使った食品加工サービスをご紹介します。この機械は、選別だけでなく、ほぐしや味付け、異なる具材の混合に活用でき、選別後の加工・袋詰め工程をスムーズに進められる点が特徴です。選別後の工程も一貫して対応することで、品質を保ちながら効率的に生産プロセスを管理でき、お客様によりご満足いただける製品を提供しています。

マゼラー
本社1Fに1台、第2工場に1台の計2台保有しています

選別が終わった具材に対して、調味料を均一にまぶして風味をプラスすることも、佑善のマゼラーで行えます。例えば、くわいチップスやポテトフライなどには、スパイスや塩味をまぶし、商品に適した風味をつけます。選別後に味付けまで一貫して行えるため、異なる工場へ輸送する必要がなく、輸送コストの削減にもつながります。

マゼラーは、2種類以上の具材を均一に混ぜ合わせる加工にも対応しています。たとえば、選別した胡麻とわかめをブレンドしたり、選別後に粉砕した煮干しと乾燥小松菜をミックスして、製品の原材料をまとめることが可能です。ブレンドから袋詰めまで一貫して行えるため、輸送や保管の手間も省け、歩留まり率の向上に役立ちます。

選別後に別の工場へ移動する必要がなく、輸送コストや保管スペースを節約できます。佑善では、自社便や提携する他社物流を活用した輸送も可能です。また、福山市新涯町に第一倉庫と第二倉庫、引野町に引野倉庫を所有しているため、製品の一時保管にも柔軟に対応できます。この一貫した対応により、物流と保管にかかる手間を最小限に抑えながら、効率的な生産管理が可能です。