30年の実績とJFS-B対応
機械+目視で実現する高精度な異物除去

食品の安心・安全を守るために欠かせないのが、異物除去の徹底です。
佑善は、30年以上にわたり乾燥食材の異物除去に取り組んできた実績を持ち、「JFS-B規格」に対応した衛生管理体制のもとで高精度な選別を行っています。
風力選別機・色彩選別機・金属検出機などの各種機械による効率的な選別に加え、熟練スタッフによる目視選別を工程に取り入れることで、機械だけでは見逃しやすい微細な異物まで徹底的に排除。
長年培った経験と最新設備を融合させた多重チェック体制で、お客様の製品に安心してご利用いただける高品質な原料をお届けします。
佑善の異物除去サービスが選ばれる3つの理由
食品メーカーや調達・品質管理の担当者にとって、「どこまで異物を取り除けるのか」「自社で足りない部分を補えるかどうか」は外注先選びの大きなポイントです。
佑善は、最新設備と人の目を組み合わせた独自の選別体制と、JFS-B対応の安全管理、そして 柔軟でスピーディーな対応力で多くのメーカー様に選ばれています。
Point01
最新機器×人の目による多段階選別

組み合わせ選別で精度を最大化

専門スタッフによる目視選別
佑善では、風力選別機・色彩選別機・X線検査機・金属探知機など複数の設備を組み合わせた多段階の検査を行っています。
例えば、色彩選別機で乾燥野菜や海藻の中から異なる色や形をした異物を高速で検出。
その後、金属探知機やX線で検知しにくい異物までカバーします。
そして熟練スタッフが目視で確認し、細かい繊維やフィルム片など機械だけでは見つけにくい異物を丁寧に取り除きます。
さらに、最近導入したコロニーカウンターによって、検出した異物の性質を素早く調べられるようになり、「どの工程で混入したか」「危険なものかどうか」をすぐに判断し、迅速な報告と対応が可能になりました。
Point02
ゾーニングと衛生管理体制で安全性を確保

二重のシートシャッターでゾーニング

微生物検査
佑善の工場内は、原料受け入れ・選別・加工・袋詰めなどのエリアをパーテーションやシートシャッターで明確に分けたゾーニングを実施しています。
これにより、交差汚染や異物の再混入を防ぎ、より安全な選別環境を整えています。
また、JFS-B規格に準拠した衛生管理体制を構築し、2025年3月には更新審査をクリア。清掃・洗浄マニュアルを徹底し、年1回以上の外部監査を受けることで、常に高い水準での運用を続けています。
「選別の質だけでなく、作業環境の安全性も重視したい」というお客様からも高く評価されています。

Point03
柔軟な対応とスピード処理が可能

混入していた異物をスピーディーに報告

原料を受け入れる倉庫も完備
佑善は、小ロットの試作品から大ロットの抜き打ち検査、緊急の全数検査まで幅広く対応できます。
例えば、海外からのコンテナで到着した乾燥原料を数%抜き打ち検査し、問題があれば全数検査に移行するケースも実績があります。
また、急な増産や取引先からの品質改善要請にもスピーディーに対応できる体制を整えており、お客様の生産計画を止めないためのパートナーとして信頼をいただいています。
異物除去の流れ|
選別工程
青さのりの選別工程
ちりめんの選別工程
異物除去の流れ|
ご依頼から納品までのプロセス
佑善の異物除去は、安心のプロセスで進みます。
原料受け入れ後、設備と目視で検査・選別を実施。検査結果は記録し、必要に応じてお客様にフィードバックします。
選別後は袋詰めや梱包まで一貫して対応でき、スピーディーな納品が可能です。
STEP01
ヒアリング

お客様がイメージされている「完成形」について詳しくお話を伺います。
STEP02
ラインの提案

お困りの原料を確認し、原料入庫から異物除去工程、保管、出荷までの最善策を提案します。
STEP03
原料受け入れ

お客様からのご依頼の原料を受け取ります。
STEP04
異物除去

長年の実績から導き出した方法で異物を除去します。
STEP05
梱包

賞味期限確認、外観の確認、数量確認などを行い梱包します。
STEP06
結果報告

検査結果は、写真を添付しメールでご報告いたします。
STEP07
出荷

自社物流と提携している他社物流でお届けします。
対応できる異物と対象食品
幅広い食品と異物に対応できるのが、佑善の大きな強みです。
これまでの実績では、下記のような異物の除去を数多く行ってきました。
実際に取り除いた異物
- 金属片やプラスチック片、植物片、紐やテグスなどの繊維類
- 乾燥工程や保管中に混入した虫や鳥の羽根
- 乾燥海産物では「他魚」と呼ばれる小さなフグやエビ、タコなど

糸

鳥の羽

ビニール(透明)

ビニール

テグス

木片・藁・葉
対象食品
- あおさのり
産地ごとに選別方法を変えながら、風力選別 →振動板・篩 → 色彩選別 → 目視選別を組み合わせ、テグスや羽根などを徹底的に除去。 - ちりめん
異物だけでなく、小さなフグやエビといった「他魚」を色彩選別機で高速かつ高精度に取り除き、最終的に目視で仕上げる工程を確立しています。
対応できる食品ジャンルも幅広く、乾燥野菜、乾燥海藻、煮干し、乾燥果実、畜肉系乾燥品など、多岐にわたります。
「この原料はどうだろう?」と思ったら、ぜひ一度ご相談ください。
豊富な経験とノウハウで、最適な選別方法をご提案します。
異物除去はなぜ重要なのか?食品業界におけるリスクと対策
食品の異物混入は、一度起こればクレームや回収対応、リコールの発生、さらには取引停止など重大な損失につながります。
特に近年は消費者の安全意識が高まり、SNSやレビューサイトで情報が瞬時に拡散するため、たった一度の異物混入でもブランドイメージを大きく傷つけ、企業の存続に影響を与えかねません。
また、食品業界では原料の多様化や海外調達の増加によって、異物リスクが複雑化しています。例えば、輸入原料の段階では問題がなくても、輸送中に袋が破れたり、保管中に虫や微小なプラスチック片が混入したりするケースも少なくありません。さらに、新商品の試作や急な増産では普段と違うラインや原料を扱うため、想定外の異物が混入するリスクも高まります。
こうした状況のなか、各メーカーはHACCP管理体制の徹底などの厳しい品質基準に対応することを求められていますが、「自社で選別ラインを増設するには高額な設備投資が必要」「熟練スタッフの確保が難しい」といった課題があり、万全な体制を整えるのは簡単ではありません。
だからこそ、専門設備とノウハウを持つ外注先に任せるニーズが高まっているのです。佑善では、豊富な実績と最新設備を活用し、食品メーカー様が抱える異物リスクを最小限に抑えるための選別サービスを提供しています。
「もしもの時にどこまで対応してくれるのか」「自社でカバーできない部分をどれだけ補ってくれるのか」
そうした疑問に応えられるのが、佑善の強みです。
異物除去の外注で得られる3つのメリット
Merit01
品質安定とリスク回避
自社では見つけにくい微細な異物も、専門設備と熟練した目視選別を組み合わせた外注先なら高精度で除去可能です。
その結果、製品クレームやリコールといった大きなリスクを未然に防ぎ、ブランドの信頼を守ることができます。
「一度の異物混入で取引先からの信用を失う」…そんな不安を減らし、安心して原料を使える環境を整えます。
Merit02
生産効率と工数削減
自社で異物除去ラインを新たに構築するとなると、高額な設備投資や人員の確保・教育、日々のメンテナンスが必要になります。佑善に外注すれば、これらのコストや手間をかけることなく、工場のリソースを本来の生産業務や新商品の開発に集中できます。
また、突発的な増産や急な全数検査といった状況でも、佑善の体制を活用することでスピーディーな対応が可能になり、生産計画の遅れを防ぐことができます。
Merit03
認証取得や監査対応にも有利
佑善は、JFS-B規格を更新審査済の認証工場です。
そのため、佑善で選別・検査を行った原料は、「JFS-B対応工場で処理された」として取引先や監査の場でも説明がしやすく、食品安全に対する自社の姿勢をしっかりとアピールできます。
外注先の選択が、自社の監査対応や品質保証体制の強化につながるのも大きなメリットです。
選別事例と実績
輸入乾燥具材の品質基準をクリアするため、国内で全数選別に対応(年間約180t)
ある海外産の乾燥具材について、輸入時に海外工場で選別ラインを導入し異物除去対応が行われていました。
しかし、国内納品先メーカーの工場における厳しい受け入れ基準を満たすことができず、急きょ国内での追加選別が必要となりました。
佑善では、この課題に対応するために既存ラインに加えて新たな選別機を導入。
年間約180トンの乾燥具材を全数選別する体制を構築し、国内メーカーの基準をクリアする品質を実現しました。
選別実績
- 煮干し 年間約250t
- 青さのり
- 赤しそ
よくあるご質問(FAQ)
最低何kgから依頼を受けていだけますか?
500kg程度/回~
※ただし、青さのりは100kg程度/回~。1ラインの半日作業分を目安にご提案する場合が多いです。お気軽にお問い合わせください。
選別結果の報告書はいただけますか?
異物集計表という記録書にて、出来高、歩留といった報告はもちろんのこと、選別工程ごとに検出された異物の種類、数量の集計もメールやFAX等でご報告いたします。